2015年1月25日日曜日

脳に可塑性があるから、人は冒険できる スノーピークHP/池谷裕二

 人間の脳には可塑性があります。 可塑性とは、粘土を指で押しても戻らないように、変化の痕跡が後まで残ること。 可塑性は新たな環境にであうほど高まります。 脳が柔らかくなるという表現をしてもいいでしょう。
 ヒヨコは高い所が怖いと生まれながらに知っています。 人間の赤ちゃんは高い所を恐がりません。 落ちる経験を通じて怖さを学びます。 生まれながら高所の怖さをしっているヒヨコの脳の方が優秀とも言えますが、でもヒヨコには冒険ができません。 ニワトリになっても限られた範囲の中で一生が終わります。 人は落ちたら怖いとわかっていても、この崖を降りてみようと冒険できる。脳の可塑性のおかげで恐怖を学習し、それを乗り越えて先へ行ける。 人の脳は経験から学ぶために白紙に近い状態で生まれると考えると、どんどん新しい世界を知ってたくさん経験をした方がいいわけです。 学校や塾の勉強も大切だけれど、時々キャンプをして本来の脳に戻り、新しい経験をするのも悪くないとぼくは思います。

・出典
脳はキャンプをしたがってる?池谷裕二さんインタビュー
https://store.snowpeak.co.jp/sp/camp_life/index.html

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池谷裕二

スノーピーク

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「新しい世界を知ってたくさん経験をする」日常生活をしていると、生活のリズムができてきて、なかなかそこから違うことをするという気力が奪われていきます。一番思うのが面倒くさい。しかし、その面倒くさいの中にこそ面白いというものがあるのかもしれません。←ほとんど所ジョージさんの受け売りです。

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