ところが、電車の中で席を譲ってあげると、若いものは席を譲るのが当たり前だという顔をする人もいます。そうなれば、若い者だって、意地でも譲ってやるもんか、という気になります。やはり、席を譲られたら「あんたも会社に行って疲れてはるのに、申しわけないなあ」というぐらいの気持がほしいと思います。
床座施ということは大事なことですが、そういう施しを受ける人の心も、また大事だということです。
・出典
心/高田好胤、第 Ⅱ 章 「般若心経」の心 布施の心、p132・関連場所、商品
確かに譲られる側のお年寄りに席を譲るのは当たり前だろうという顔をされると、譲りたくなくなる気持ちもこの文章を読んでよく分かる。また優先座先というものがあるが、電車の車両全体が優先座席と考え、困っている人がいれば誰もが譲るという感じになればいいなと思う。意地の張り合いだけは避けたいものだ。
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