「阿闍梨さま、今日の護摩もよかったです。ありがとうございました」
護摩が終わったとき、そんなふうに声をかけていただくことがあります。私がただ、小僧のとき先輩から、「今日より明日、明日より明後日と、朝夕のお勤めが向上するように頑張りなさい」というアドバイスを受けて、二十五年間、素直に積み重ねてきた結果、多くの人に喜んでいただけるのです。しかし特別にかわったことや変わった生活をしているわけではない。
一週間に朝夕のお勤めが十四回、しっかり努めて功徳を積ませていただいて、日曜日の午後一時には、とにかく何も考えず、ただ精いっぱい護摩を焚かせていただく。そのくりかえしが私の日常の生活です。
・出典
忘れて捨てて許す生き方/塩沼亮潤、人生って何だろう、今日より明日をもっと楽しく、p23
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