人はいろんな器や役目を持って生まれてきます。湖でいえば、世界中には、大きい湖、小さい湖、深い湖、浅い湖など、さまざまな湖が存在しています。たとえば小さい湖を家庭にたとえると、おとうさんとおかあさんが精一杯努力して家族を幸せにしようとする輝かんばかりのきよらかな気持ちとします。一方大きな湖は、何百何千という大きな組織をたばねる社長さんだとします。でも湖の大小はどうでもいいのです。大切なことは、その湖の水がいかに澄んだ清らかな水かどうかということなのです。
人はどうしても、会社をどんどん大きくしたいとか、有名になりたいとか思いがちです。男性は特にそうです。それは一面では大事なことではありますが、天から与えられた器があれば、自然にどんどん大きくなるのです。下手に欲を出して大きくすると、あとで大きなしっぺ返しが来る。これは因果応報とは違いますけれども、大自然のひとつの法則のようなものです。だから欲を出すのではなく、与えられた環境のなかでいただいたお仕事をひとつひとつ丁寧に心をこめてさせていただくということなのです。
・出典
忘れて捨てて許す生き方/塩沼亮潤、日々を生きる、人生の助言、p148,149
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