その植物の果実は、鉤爪のような形をしていて、アフリカのサバンナでゾウやサイに踏まれるのをひたすら地面で待っている。
(中略)
百獣の王ライオンの場合は足が小さいだけに踏むことはない。しかしサバンナを歩いていてその鉤爪が体毛にひっかかることがある。イラっとしたライオンは、ひっかかったその鉤爪を、口でつまんで離そうとする。すると最終的には鉤爪が上顎と下顎を縫い合わせるように食い込むのだ。
こうなったら最後。さすがの百獣の王ライオンもこれにはなすすべがない。(中略)ライオンは獲物を食べることもできず飢えて死ぬことになる。力尽き倒れたライオンの死肉は、その鉤爪のような果実の種にとって格好の肥料になるであろう。
・出典
そらみみ植物園/西畠清順、イラっとする植物、p28,29
・関連場所、商品
まさか、ライオンを倒してしまう植物がいるとは!!じゃあ、人間を一番殺している動物は何かと言うと、一位は蚊、二位は人間ときている。サメやライオンなんかに比べるとはるかに、蚊や人間の方が危険生物だという事実に驚いた。
・参考サイト
人間にとって最も危険な生物は何か? 1年間で70万人以上を死へ追いやる超危険生物は意外なアイツ
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