「見る」というのは肉眼で形あるものを見る場合に使いますが、「観る」というのはいろなきものをみ、音なきものをきくという意味です。つまり、心の目で見えないものを見るということです。
母親は学校から帰ってきた子供の顔をちらと見るだけで、「どこか悪いんじゃないの」と他人にはわからないことを観ます。そういう医者にもわからないところを察するというのが本当の親の愛です。「観る」というのは観音の「観」ですが、子供にとっては母はまさに観音様なのです。
・出典
心/高田好胤、第 Ⅲ 章 親の心と子の心 現代の母親のあり方、p175,176・関連場所、商品
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大切なものは大抵、目に見えないようですね。
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