私たちはあまりに外部の物に依存するあまり頭でっかちになり、体という大事なものをないがしろにしてきたのではないだろうか。固い殻を勝手に作ってその中にいれば安全と思い違いしていないだろうか。子どもをきれいな箱に入れて、思い込み教育をしていないだろか。本来持っている力や感性は生きるため、生きることを喜ぶためにあったはずなのに。それさえも箱の中にしまいこんでいないだろうか。
感じとる。自ら考える。そして行動する。そこに喜びが生まれる。
それが生きることの意味ではないだろうか。人は生まれたときから「生きる」日々のなかでそうした力を身につけてきたはずなのだ。そこを大事にしていけば、たいそうな嵐や災害にも耐えていける。風や雨は災いではなく変化として楽しむもの。
今の日本はそんな大事なことを置き忘れてきたのでは。
「いなほ」の保育はそんな現代に「そうじゃないんじゃないの」と問いかけているように見える。
・出典
北原和子さんといなほ保育園ー聞き書き者まえがきー、iv,v
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