「すばらしい保育園があるんですよ!」と最初にスタジオジブリにこの園のことを紹介してくれたのは、「火垂るの墓」や「平成狸合戦ぽんぽこ」など監督した高畑勲監督。
訪れてみて驚きました。そこにいる子どもたちは、ほんとにいきいきとした遊びっぷり。裸足で園庭を駆け回り(先生たちは、靴を履きなさい、けがしますよ、などの注意は一言も言いません)、木に登り(先生方は落ちはしないかとはらはらしながら見ているそうですが、それでも木に登るなとはいいません)、おいしそうな給食をそれはよく食べます(スプーンやフォークを使いきれない小さな子どもたちは、どんどん手を使って食べます。先生たちは、そんなことはまるっきり気にしていない様子。おいしくたくさん食べることを第一と考えているようです)。
いまどきこんなふうにのびやかに子どもたちを保育できる園はめったにないと思います。どんな考え方で保育しているのか、園長先生にいろいろ聞いてみたくなりました。
北原園長は「私は実践者であって、理論や立派なことをいうつもりもないし、そんな話をする資格はないんです。ほんとに普通のひとだから」としり込みなさいましたが、聞き書きのかたちで、登場していただくことになりました。
・出典
保育の基本は食べ物(2006年12月)、p2
何をしても怒られない保育園。いいですね。その裏での先生方の工夫はとてつもないでしょうけど・・・。
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